Minmus/ja

Minmus/Data

MinmusはKerbinの衛星のうち小さい方である。 KerbinあるいはMunの地表からは1～2ピクセルほどの藍色の点として観測でき、わずかだが上下に揺れ動いているように見える。接近すると凍ったビュート、広大な丘、凍った湖を持った黄味がかった白い天体であることがわかる。高高度地帯は5.7 kmを超える高度を持つ。Minmus軌道に乗るにはMun軌道よりもう少々高いdelta-vが必要である。しかし離着陸や帰還にはMunよりも少ないdelta-vで済む。

tutorialにてMinmusへの往き方帰り方が解説されている。

ゲーム内の紹介

「

MinmusはKerbinを周回する最小の衛星である。Kerbin地表からは空に浮かぶ小さな青い点として快晴の日に観察できる。 しょっちゅう望遠鏡に付いた汚れやドット欠けだと誤解されるのが、それが正真正銘の月であることはKerbal天文学会会長が保証している。 — Kerbal天文学会

」

軌道特性

MinmusはKerbinからの高度46,400,000mを周回しており、Kerbin低軌道から遷移するには約920 m/sのdelta-vが必要である。Kerbin地表からの会合周期は14日3時間1秒(1,220,401秒)である。同期軌道は高度357.94 kmにあり投入可能である。

MinmusからKerbinへ帰還する際、Minmusで高軌道を取ってしまうと簡単にKerbin重力圏から離脱して帰れなくなってしまう危険性には十分注意する必要がある。しかしこのことはKerbin系外に向かう場合にMinmus周回軌道に燃料補給ステーションを設置しておくと大変便利であると言うことでもある。

表面温度

Minmusの予想表面温度を計算するために、Kerbolから得られるエネルギー、シュテファン＝ボルツマンの法則を用いた結果-50℃と算出される。実測温度よりも低い結果である一方で、このずれはMinmusが捕捉された彗星であるという仮説の裏づけとなる。Minmusは現在位置で形成されるのは不可能であり、彗星の氷に含まれる反射能の高い組成物が壊滅的な昇華を十分に抑制して現存しているのだ。高い塩含有量を有しているならば昇華速度はさらに緩やかになるだろう。

上記の予想表面温度は以下の値をそれぞれ使用して計算を行った。放射率を0.9(圧縮された氷に近いが下回る)、反射能を0.6(氷の衛星エウロパに近いが下回る)、そしてKerbolの光度3ヨタワット。地球の代表的な放射率と反射能を使用して同様の計算をKerbinに対して行ったところ、予想表面温度は15℃と算出され妥当な値が示されている。

地勢

Minmus has very divergent elevations. Plateaus at around 5 km high are matched by "Flats" at datum altitude (0 m). Much of the surface is transitional lowlands and highlands. With バージョン 0.23, there are now 9 biomes.

The various "Flats" are almost perfectly flat and believed to have once been the site of liquid lakes. Minmus also has some mesas, one of which is near Minmus's north pole, that are so high compared to Minmus' sphere of influence that they count as "in orbit" according to the navigation tools. Unless the player manually switches the navball to Surface mode, this makes landing on these plateaus challenging, as the direction marker and speed will not automatically correct for the rotation of the surface.

着陸高度は高原や湖を除けば、ほとんどの場合2000 m～2500 mの範囲に収まる。

Minmus地表で宇宙飛行士が垂直跳びをすると10 mの高さまで上昇する。

採取したMinmusの地表サンプルは「結晶性物質で、間違いなく非食用」であることを示している。

バイオーム

Minmusのバイオーム分布図

Minmusには多様なバイオームが分布しており、それぞれ別の実験結果を得ることができる。:

• Highlands
• Midlands
• Lowlands
• Slopes
• Lesser Flats
• Flats
• Great Flats
• Greater Flats
• Poles

サイエンス

Minmusのサイエンスポイント乗数は地表上空いずれも他の天体に比べ、かなり低い(Munよりはいくらか高い)設定になっている。しかしMinmus到達は比較的容易であり、多数のバイオームはそれぞれ別のサイエンスポイントを得ることができる。そのためゲーム中盤ではMunと並び重要なポイント獲得源となる。

時間加速

時間加速中	最低高度
1×	どこでも
5×	3 000 m
10×	3 000 m
50×	6 000 m
100×	12 000 m
1 000×	24 000 m
10 000×	48 000 m
100 000×	60 000 m

ギャラリー

• 

  0.15以降のMinmus地形写真

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  ISA MapSatプラグインで作成した地勢図1

• 

  ISA MapSatプラグインで作成した地勢図2

• 

  Minmus地表から見えるMunとKerbin

• 

  Minmusから離脱する着陸船

トリビア

• "Minmus"と言う名前の由来は「最小」を表すラテン語“minimus”と言われている。分類学で同属の中で最も小さい動物の学名につけられたり、医学で小指のことを表したりするのに用いられている。MinmusはKerbin系の中で最小の構成天体である。
• 他にも土星の衛星ミマス(ギリシア神話の巨人族の名に因む)に由来するとも言われている。
• Minmusでは周回軌道上の宇宙船から緑のEVAジェットパックだけで地表へ降下、再び軌道に戻ることが可能。
• 地表にて2HOT Thermometerで気温測定すると水が凍るのにちょうどの-0.007℃を記録する。
• 地表あるいは低高度上空にてSC-9001 Science Jr.で実験を行うと、サンプルが放射線に反応して発光することが記録される。この放射線がMinmusをMunより高温にしている原因とも考えられる。
• 全てではないがかなりの数の乗員レポート、EVAレポート、その他の実験でMinmusがミント味のデザートに見えることについての言及がある。これはクレヨラ社(アメリカの子供向け画材メーカー)が1990年に発売した新色マジックミントに因んでいるともささやかれているが、開発者が意図したのか、開発者はマジックミントを知っているのか、ただの偶然なのかは明らかになっていない。

変更点

0.23

• バイオーム追加。

0.17

• 自転と公転の同期がなくなる。
• 質量が減少。
• 同期軌道が実現可能になった。変更以前は重力圏外の高度4 302.99 kmが必要だった。

0.15

• 実装。

See also

• Tutorial on travelling from Kerbin to Minmus