Biome/ja
Biome(バイオーム)はKerbal Space Program内では、山やクレーターのような地形の種類に応じて設定された天体表面の地理的領域を指す。現実世界のバイオームが気候や植生、生物群から決定されているのとは対照的である。
実験活動の結果はバイオームの違いによって差が生じることが多く、CareerモードやScienceモードで技術ツリーを開放するためScienceポイントを稼ぐにはバイオームの差を利用することになる。0.25よりSandboxモードでもバイオームごとの実験結果メッセージが表示されるようになったが、Science Archivesを閲覧することも出来ないため収集することは出来ない。
バイオームはひと続きではなく飛び地も存在するが、ゲーム上は同一のバイオームとして扱われる。例えばKerbin北極の"IceCap"(氷冠)バイオームでEVAレポートを採取した場合、"IceCap"バイオームとして処理されるため南極へ行ってEVAレポートを採取しても「IceCap2度目のEVAレポート」となりScienceポイントは獲得できない。
バージョン0.90では、JoolとKerbolを除く全ての天体にバイオームが実装された。それ以前はKerbinとその衛星のMün・Minmusのみに実装されていた。Joolの衛星Laytheと惑星Eveには水が存在しており"Laythe's oceans"や"Eve's oceans"と差が生じるが、これらは実験状況による差異でバイオームによるものではない。
バージョン1.2及びバージョン1.2.1でバイオームは少し修正された。
Contents
Kerbol
恒星であるKerbolにバイオームは無い。表面に着陸しようとするとオーバーヒートが発生し、最終的には爆発するだろう。
Moho
Mohoには12のバイオームがある。独自の北極と南極のバイオームを持つ三つの天体の内の一つ。（他二つはKerbinとIke）小さいクレーターが点在し、四つの異なる低地がある。Moholeは北極内に異なるバイオームとして存在し、その周縁もまた別のバイオームとなっている。
|
Eve
Eveには15のバイオームがあり、特有のサイエンスが収集される。主な特徴は、島々が散在する大規模なExplodium Sea(爆発性の海)と、浅瀬と共にある主要な大陸と極地である。大陸内には三つの大きな液体があり、一つはクレーターの湖。また、Impact Ejectaにカバーされる領域もある。
|
Gilly
Gillyと呼ばれるEveの衛星である。バイオームは3つしか存在しない。これは最も少ないバイオーム数である。
|
Kerbin
惑星Kerbinには11のバイオームと、地表限定のロケーションバイオームがKSCを含め多数存在する。Kerbinの約60%は水バイオームに覆われており、残りは草地と高地が多くを占めている。 MohoとIkeに加えて、はっきりとした極地のバイオームを持っている。
Kerbinは唯一ロケーションバイオームが存在する天体で、KSC敷地と各構成施設に設定されている。地表ではそれぞれ別のバイオームとして別の実験結果が得られる。KSCは岸辺バイオームに属しており、KSC上空での実験結果は岸辺バイオームにおけるものとして扱われる。しかし、飛行中にEVAレポートを取得することは可能である。飛行中に梯子を掴んだり、EAS-1 External Command Seatに座ったりして。
|
- KSC
- Administration
- Astronaut Complex[Note 1]
- Crawlerway
- Flag Pole
- LaunchPad
- Mission Control
- R&D
- R&D Central Building
- R&D Corner Lab
- R&D Main Building
- R&D Observatory
- R&D Side Lab
- R&D Small Lab
- R&D Tanks
- R&D Wind Tunnel
- Runway
- SPH
- SPH Main Building
- SPH Round Tank
- SPH Tanks
- SPH Water Tower
- Tracking Station
- Tracking Station Dish East
- Tracking Station Dish North
- Tracking Station Dish South
- Tracking Station Hub
- VAB
- VAB Main Building
- VAB Pod Memorial
- VAB Round Tank
- VAB South Complex[Note 2]
- VAB Tanks
注：エリアごとのバイオームは新しいキャリアゲームの開始時から入手できますが、施設ごとのバイオームは各施設が1～2回アップグレードされるまで検出されません。各構造物のバイオームにアクセスするためには、新しい建物に触れる必要があります。
- ↑ In career mode, the Astronaut Complex location biome is available with a first-level building if in contact with the structure, or anywhere on its hex after the first upgrade.
- ↑ The South Complex location biome is only accessible with a second-level VAB, making the science available there missable content.
Mun
Munと呼ばれるKerbin最大の衛星で、17のバイオームがあり、その内7つは固有名を持つ主要なクレーターである。MunはKerbol星系で最も多くのバイオームを有している。表面の大部分は内陸、次いで高地のバイオームに属している。峡谷のバイオームは複数の主要クレーターにまたがっている。
|
Minmus
Minmusには9つのバイオームが存在する。Minmusで最も特徴的なバイオームはゲーム内で"lake beds"(湖底)と評される"Flats"(平地)バイオームである。"Flats"バイオームはほぼ完全に平坦で塩類平原のようである。Minmus表面のおよそ2/3は"Highlands"(高地)、"Midlands"(内陸)、"Lowlands"(低地)が不規則に入り組んで"Slopes"(斜面)が形成されている。
|
Duna
惑星Dunaには12のバイオームがある。一般的な低地、高地、内陸には様々な盆地や渓谷が散在するクレーターと共に存在している。最も顕著な特徴は、惑星の半分にも及ぶ内陸の海である。極地方には別々の高地とクレーターが含まれている。
|
Ike
Ikeと呼ばれるDunaの衛星で、8つのバイオームがある。独自の北極と南極のバイオームを持つ三つの天体の内の一つ。（他二つはKerbinとMoho）
|
Dres
惑星Dresには8つのバイオームがある。
|
Jool
惑星Joolにバイオームは無い。Joolはガス惑星であり、表面に着陸する事は不可能だからである。
Laythe
Laytheと呼ばれるJoolの最初の衛星で、10のバイオームを有している。Laytheには砂丘と岸辺のバイオームと共にあるSagan Seaと呼ばれる巨大な海洋が存在する。そこにはCresent Bayと呼ばれる湾と極地方のバイオームがある。Laytheは主に、DeGrasse Seaと呼ばれるもう1つの海と、幾つかの小さなピーク、砂丘、岸辺のバイオームと、Sagan Seaと呼ばれる巨大な海洋で構成されている。また、極地のバイオームも有している。
|
Vall
Vallと呼ばれるJoolの二番目の衛星で、9つのバイオームがある。内陸と高地によって大部分が崩壊した巨大な低地が幾つかの高い山間に存在する。4つの異なる盆地と極地方も利用可能です。
|
Tylo
Tyloと呼ばれるJoolの三番目の衛星で、9つのバイオームがある。殆ど一般的な低地、高地、内陸で構成され、幾つかのMaraと小さいクレーターが散在している。4つの異なるクレーターがある。以前はこれらのクレーターの内3つがメジャークレーターと呼ばれていたが、この奇妙な理由は知られていない。
|
Bop
Bopと呼ばれるJoolの四番目の衛星で、5つのバイオームがある。
|
Pol
Polと呼ばれるJoolの五番目の衛星で、4つのバイオームがある。
|
Eeloo
惑星Eelooには11のバイオームがある。
|
