Kerbonaut/ja

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この記事は宇宙飛行士のカーバルについて記述されています。カーバルについてはkerbal/jaを参照してください。
ヘルメットを脱いだカーボノート(プロモーションイメージ)

カーボノートは、宇宙飛行士として訓練を受けたカーバルのことです。カーボノートは、さまざまな乗り物を操縦したり、科学的な実験を行なったり、修理を行なう能力を身につけています。

カーボノートという用語は、astronautまたはcosmonautの語源であるastro-またはcosmo-をkerba-に置き換えてつくられた造語で、ゲーム中には見られません。代わりに、宇宙飛行士と呼ばれています。ただし、実験用記憶装置ユニットの説明には「kerbalnaut」という用語が使用されており、Hervesterは開発者メモにkerbonautという用語を使用しています。[1]宇宙飛行士のWikipediaの定義の項目にあるように、この用語の使用は宇宙飛行士に対する各国固有の呼称が現実世界でも普及していることを反映しています。

技能

EVA中のカーボノート

船外/船内活動

カーボノートは、宇宙服を着用してEVAを行ない、EVAレポートや地表サンプルを採取できます。また、RCSジェットパックを使用して、真空中で平行推進・回転や、低重力惑星での飛行が可能です。1.11より以前のバージョンでは、宇宙服とジェットパック(パラシュート搭載)は一体のものでした。バージョン1.11以降は、ジェットパックとパラシュートはすべてのカーボノートが標準装備するインベントリパーツになりました。ジェットパックの装備を外すと、視覚的にもカーボノートの背中からジェットパックが外されます。

船外活動中のカーボノートは、耐久値以上の速度で物体や地面と衝突すると死亡する可能性があります。[2]それよりも軽い衝撃や速度での地面との接触によって、カーボノートはラグドール状態になり、制御不能状態に陥ります。宇宙空間では、カーボノートは約1秒後にすぐに復帰しますが、地表付近では、ラグドール状態になったカーボノートは完全に停止するまで起き上がることができず、斜面で転倒すると、致命的な速度に加速して死亡するまで、なす術もなく坂を転がり続けることが多くあります。

バージョン1.5以降、レベル1のカーボノート(またはレベル0のパイロット)は、個人用パラシュートを使用して、大気のある天体に安全に降着できます。バージョン1.11以降、パラシュートは標準ですべてのカーボノートが装備しているインベントリパーツです。

バージョン1.6以降、カーボノートは呼吸可能な大気のある天体では、ヘルメットとネックリングを外すことができますが、衝撃ダメージを受けやすくなり、高高度で気圧が低下しすぎると死亡する危険性があります。さらに、ヘルメットを着用せずに船外活動を行なうか、EAS-1 外部コマンドシートに搭乗するカーボノートは耐熱性が極めて低く、高熱を発生するエンジン(ほとんどの場合ロケットエンジン)の燃焼のすぐ近くに立ったり、低高度での超音速飛行による強い空気圧にさらされたりすると、ほぼ即死します。

搭乗可能なパーツ内において、[3]カーボノートはクルーレポートを記録することができます。

ヘルメット直用/非着用カーバル

経験とスキル

→ メイン記事: Experience

カーボノートには3つの役割があり、ミッション飛行経験を積んでレベルが上昇し専門スキルが向上します。SAS制御段階が上がるパイロット、実験装置を再使用可能にでき、分析研究速度が加速する科学者、船外活動中にパーツを修理・脱着でき、資源採掘資源精製効率が上がるエンジニアです。

実験レポート保持

EVA中に実験機器の測定や観察を行なえるのは科学者だけですが、データはどのカーボノートでも所持して運搬できます。各カーボノートは、同じ天体・実験・状況(・バイオーム)の組合せのデータを1つのみ保持できます。コマンドポッドなどのパーツに搭乗すると、そのパーツにデータが保存されます。そのパーツに同じデータが保存されている場合は、重複データを破棄するか、別のパーツに保存する必要があります。カーボノートは、地表サンプルを採取し、EVAレポートを記録できます。また、自らのインベントリにEVA実験キットがあり、実験可能な状況(地表静止または真空浮遊中、ハシゴやハッチをつかんでおらず、泳いでいない)において実験を行なえます。

インベントリ

バージョン1.11以降、すべてのカーボノートには、合計重量上限65kg合計積載量上限40L2つのインベントリスロットがあります。標準ですべてのカーボノートはEVAジェットパックと個人用パラシュートを携帯しており、他のものを携帯するにはどちらかを外す必要があります。カーボノートは2HOT 温度計などを携帯できますが、インベントリ内で計測などのアクションは行なえず、カーボノートがエンジニアでない限りは、パーツを手放すこともできず、インベントリに空いたスロットのあるパーツ(または別のカーボノート)に移すことしかできないことに注意してください。

カーボノートのインベントリ内パーツは、すべて重量に加算され(カーボノートが機内にいる場合は機体重量に加算されます)、船外活動中にカーボノートの背中に視覚表示されます。ジェットパックとパラシュートの順に追加され、その他の装備はその後に追加されます。インベントリが空のカーボノート(ジェットパック、パラシュート、他の装備なし)は若干高くジャンプできます。

管理

宇宙飛行士センターでは、雇用中のすべての乗組員のステータス一覧と、新しいカーボノートの雇用を一括管理できます。すべてのカーボノート、およびすべてのカーバルの姓は「カーマン」です。オレンジ色の宇宙服を着用できる4カーバルを除き、各カーバルにはランダムなファーストネームが付されます。またランダムな性格特性を有します。

パーソナリティ

性格・特性は、さまざまな飛行状況において、カーボノートたちがどのような反応を示すかを決定づけます。各カーボノートには、ゲーム内に表示される2つの性格属性(度胸とバカっぽさ)のランダムな値があります。これらの特性は、船内モニターとEVA中の表情や身ぶりに影響し、喜びから恐怖までの範囲で変化します。これらの感情は飛行操縦や科学的な測定には影響せず、あくまでもフレーバーとして機能します。また隠しパラメータ"バッドアス"を持つ確率が10%存在します。これは度胸とバカっぽさの双方を完全に無効化し、至近距離での爆発を除くほぼすべての状況において喜びます。

怯えるカーボノート

バージョン0.23.5には度胸(バカっぽさには関係ありません)に関するバグがあり、トラッキングステーションとオービタルマップの両方で、情報画面の度胸の値が、宇宙飛行士センターに表示される値と逆になっています。

バージョン 0.23で、極端な度胸とバカっぽさの4つの可能な組み合わせ([1, 1], [1, 0], [0, 0], [0, 1])で、バッドアス特性を持たないカーボノートを使用した実験では、度胸は恐怖を制御しないことが明らかになりました。愚かなカーボノートはどちらも、危険に直面しても無関心なままでした。一方愚かでないカーボノートはどちらも、KSCのエンジニアが製造したロケットに搭乗して加速することに対して同等の恐怖を示し、度胸の度合が反対であるにも関わらず、まったく同時に示しました。0.75/0.25の組み合わせを使用した後続の実験では、それほど愚かでない被験者の恐怖が上昇し、自然に認識されるのは共通して恐怖であることが分かりました。

しかし、観光客の行動を観察すると、カービン(大気圏内、KSC周辺)では、バカっぽさの低い者はより恐怖を表わす傾向があります。しかし、一定の高度(またはKSCまでの距離)に達すると、彼らの気分(行動)はすぐに「満足」に変わり、宇宙にいるときは(ムンのような大気のない天体に着陸した場合を含む)、全員が「興奮」します。しかし、それとは関係なく、すべての乗組員は、たとえそれが投棄されたパーツによって引き起こされたものでも、爆発に対して恐怖を示します。(バージョン 1.10.1でテスト済)

しかし、バッドアス特性は、度胸やバカっぽさに関係なく、すべての恐怖を無視し、最も明白に差し迫った大惨事によってのみ薄れさせることのできる幸福な状態にカーボノートを置かせます。

"オレンジスーツカーボノート"

すべての新しいゲームは、ジェバダイア・カーマンビル・カーマンボブ・カーマンヴァレンティナ・カーマンの順に4名のカーボノートが名簿に記載された状態で始まります。他のすべてのカーボノートの名前とステータスはランダムに生成されますが、この4名はすべてのセーブデータで共通です。彼らがいつもリストの一番上にいるということは、搭乗可能な場合、他のどのカーボノートよりも彼らが宇宙船に乗っている可能性が遥かに高いことを意味します。

彼らはカーバルスペースプログラム中唯一の“ベテラン”カーボノートであり、オレンジ色のIVAスーツのアイコンで乗組員インターフェースが差別化されます。その他のすべてのカーボノートの外見は共通です。ゲーム起動中のロード画面のいくつかでは、オレンジ色のスーツを着た3名のカーボノート(おそらくジェブ、ビル、ボブ)がオレンジ色のラインが入ったヘルメットを被っていますが、ゲーム内にはそのようなヘルメットは登場しません。

彼らはおそらく、カーバルスペースプログラムの主役たちです。

ネーミング

カーボノートという用語はKSPファンの造語であり、ゲーム内では使用されていません。カーボノートを使用する開発者の例は1件しか知られておらず、実験用記憶装置ユニットで彼らをカーバルノーツと呼んでいます。

ファンの間で「カーボノート」という用語が一般的に使われているのは、現実世界で宇宙飛行士を指す各国固有の用語が広く使われていることを反映しています。例えば"アストロノート"と"コスモノート"は、それぞれアメリカ人とロシア人の宇宙飛行士を指します。

  1. Jump up March 31st, 2015 Devnotes.
  2. Jump up 宇宙服の各部に異なる衝突速度耐性があるため、実際の衝突速度耐性は不明です。カーボノートはヘルメット部分で着地することで、あり得ないほどの高さや速度の落下でも生き残ることができますが、同じ落下を足で着地したカーボノートは死んでしまうバグがあります。
  3. Jump up ジェバダイア、ビル、ボブ、ヴァレンティナは特別なオレンジ色の宇宙服を着用できます。他のカーボノートは選択・着用できません。