Science/ja

Duna地表でScience獲得活動をする探査機

EVA reportを行った場合の実験結果ウィンドウ

Science(サイエンス)はScienceポイントとも呼ばれる、Tech treeから新型パーツを開発するために消費するポイントで、CareerモードおよびScienceモードで(Sandboxモードでは全パーツの開発が完了している)機能するゲームシステムである。Scienceポイントは異なる高度状況・バイオームで様々な実験を行い、その結果をKerbinまで持ち帰るかアンテナで伝送することにより獲得することが出来る。

このページではScienceの詳細な情報について記述するため初心者はScience tutorialを参照してください。

Situations

Situations(高度状況)は、天体に対する機体や宇宙飛行士の相対的位置で決まる。"Situations"には6つの区分があり、実験内容や天体によってはその一部しかない場合もある。

• SrfLanded: 着地。操作対象が地表に密着している状態。
• SrfSplashed: 着水。操作対象が液体に浸っている状態。(海や湖など)
• Flying Low: 低空。大気圏のうち低高度で操作対象が接地していない状態。
• Flying High: 高空。大気圏うち高高度の上空。
• In Space Low: 低高度宇宙。大気が無い状態の任意の高度で操作対象が接地していない状態。
• In Space High: 高高度宇宙。大気が無い状態で重力圏以内の宇宙空間。

なお、"Flying Low"と"Flying High"の条件を満たすためには惑星に大気がある必要がある。Atmospheric Fluid Spectro-Variometerの動作にもやはり大気が必須だ。1.0.2以降、PresMat Barometerは大気を必要としなくなった。もし脱出軌道で大気圏内や重力圏を通過する（escapeをもつ）軌道を取った場合、大気の有無にかかわらず"In Space Low"のシチュエーションが割り当てられてしまう。"Flying Low"か"Flying High"にするには、エアロブレーキなどでその天体に捕捉される軌道をとることが必要。

Biomes

Biomes(バイオーム)はKSPにおいては天体地表の地形区分を指す。各バイオームにはそれぞれ別の実験結果が割り当てられており、さらにバイオームごとに別のSituationも割り当てられる。 固体の地表をもつ惑星と衛星は、幾つかのバイオームを持っている。研究のためにはそれぞれのバイオームに着陸船やローバーなどで訪れなければならない。

Activities

Scienceにかかわる実験の一覧表を以下に示す。biome（バイオーム） と situation（状況）ごとに異なるResultをどのようにもらうかが示されている。あるひとつのsphere of influence内でおこなわれた実験は、ほかのいかなる天体でおこなわれた同様の実験に一切影響しない。

実験・Situation・Biomeの組み合わせ

以下の表は各実験の高度状況ごとにバイオーム別の差異があるかを示している。バイオーム別に実験結果が得られる場合は「Biome」、バイオームに関らず天体別に一つの結果として扱われる場合は「天体別」と表記する。

大気の存在が必要となる実験、高度状況は斜体字と着色 で示す。

高度状況	宇宙飛行士		有人司令ポッド	実験装置
	Surface Sample	EVA Report	Crew Report	Mystery Goo™ Containment Unit	SC-9001 Science Jr.	2HOT Thermometer	PresMat Barometer	GRAVMAX Negative Gravioli Detector	Double-C Seismic Accelerometer	Sensor Array Computing Nose Cone
Surface: Landed	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome
Surface: Splashed	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	Biome	—	—
Flying Low	—	Biome	Biome	天体別	天体別	Biome	天体別	—	—	Biome
Flying High	—	天体別	天体別	天体別	天体別	天体別	天体別	—	—	Biome
In Space Low	—	Biome	天体別	天体別	天体別	天体別	—	Biome	—	—
In Space High	—	天体別	天体別	天体別	天体別	—	—	Biome	—	—

有人調査

この項では有人司令ポッドまたはその乗員を必要とする実験方法について解説する。

Surface Sample

Requires	One kerbonaut
Data size	30 Mits
Base value	30
Maximum value	40
Data scale	1
Transmission efficiency	25%
Processing energy	300 ⚡

Surface Samples(地表サンプル)は宇宙飛行士がEVA中で地面や水面に接している場合に行える実験方法である。地表サンプルはバイオームと高度状況(地上か水中か)で異なるものが得られる。バージョン0.90より、CareerモードではResearch and Developmentが施設レベル2以上にアップグレードしていなければサンプル採集を行うことが出来ない。

EVA Report

Requires	One kerbonaut
Data size	8 Mits
Base value	8
Maximum value	8
Data scale	1
Transmission efficiency	100%
Processing energy	80 ⚡

EVA Reports(船外活動レポート)は宇宙飛行士がEVA中に行える実験方法である。レポート内容は高度状況とバイオームの組み合わせによって変化する(高高度の場合はバイオームによらない)。 EVA Reportは実験環境ごとに1回行うだけ完全な実験結果が得られる。"Flying Low"状況でのEVA Reportは地表でジャンプしたり着陸した船体のはしごに捉まって取得することで簡単かつ確実に行うことが出来る。

緑が1度の船外活動で取得できるレポートは1件のみだが、司令ポッドに保管されているレポートを取り出す場合は無制限に携帯することが出来る。

Asteroid Sample

Requires	One kerbonaut One Asteroid
Data size	60 Mits
Base value	60
Maximum value	70
Data scale	1
Transmission efficiency	30%
Processing energy	600 ⚡

Asteroid Samples（小惑星サンプル） は、EVAで小惑星に接近しているときに宇宙飛行士が取得できる。周回している惑星からの距離に応じてさまざまな実験結果が得られる。

Crew Report

Requires	A manned command pod
Data size	5 Mits
Base value	5
Maximum value	5
Data scale	1
Transmission efficiency	100%
Processing energy	50 ⚡

Crew Reports(乗員レポート)は搭乗員がいる任意の司令ポッドで取得することが出来る。レポートは天体と状況に応じて異なってくる。伝送効率が100%なため、持ち帰っても伝送しても同環境下ではそれ以上のScienceポイントは獲得できない。

Crew Reportを取得し伝送せずに保持している司令ポッドは、別の状況・バイオーム・重力圏に移動したとしても新たなレポートを作成することが出来ない。ただし、EVAで司令ポッド内のCrew Reportを"take data"で抜き取ることでこの制限を回避できる。抜き取ったCrew ReportはStoreされているものとは別個データとして扱われる。これにより同一レポートを2つ保持することが可能だが、2つめのレポートから余分のScience Pointは産出されない。

実験装置

Mystery Goo™ Containment Unit等のような独立した装置で行われる実験はCrew Reportと同様の動作をする。実験装置は天体や飛行状況によって異なる結果が得られる。 装置はそれぞれ1回の実験で1つのデータしか保持しないが、実験結果をアンテナでTransmitすることで、おなじ環境、あるいはべつの環境下でふたたび実験することができる。またEVA中の緑によって手作業で実験データを抜き取ることも可能である。Transmitは、Kerbinに装置を持ち帰ってRecoverするのにくらべるとScience Pointは減少する。

バージョン 0.23より、Mystery Goo™ Containment Unit や SC-9001 Science Jr.でデータ送信もしくは収集を行うと、機器に残余物が発生するようになった。機器清掃には満員のlabが船に組みこまれているか、ドッキングしている必要がある。清掃にはelectric chargeが要り、時間もかかる。

実験一覧表

実験項目	必要パーツ	技術LV	基礎 ポイント	最大 ポイント	データ量	伝送効率	ラボボーナス	ラボ電力消費(E)
Serface Sample	宇宙飛行士	1	30	40	1	25%	+12％	300
EVA Report	宇宙飛行士	1	8	8	1	100%	+0%	0
Crew Report	有人司令ポッド	1-8	5	5	1	100%	+0%	0
Mystery Goo Observation	Mystery Goo™ Containment Unit	2	10	13	1	30%	+15%	100
Materials Study	SC-9001 Science Jr.	4	25	32	1	20%	+10%	250
Temperature Scan	2HOT Thermometer	5	8	8	1	50%	+25%	80
Atmospheric Pressure Scan	PresMat Barometer	6	12	12	1	50%	+25%	120
Seismic Scan	Double-C Seismic Accelerometer	7	20	22	2.5	45%	+22%	500
Gravity Scan	GRAVMAX Negative Gravioli Detector	8	20	22	3	40%	+20%	600
Atmosphere Analysis	Sensor Array Computing Nose Cone	8	20	24	10	35%	+17%	2000

アンテナを使用した場合の獲得Scienceポイントは伝送効率に応じて制限される。損失無しにScienceポイントを獲得するには実験結果を直接持ち帰る必要がある。

機体の回収

Kerbinに帰還後に"Recover Vessel"(機体回収)することでそれ自体にもScienceポイントが付与される。ポイントはどれだけ遠い天体まで往復したかに依存する。弾道飛行ではポイントは加算されない。例としてMun周回軌道に乗った場合の計算を以下に示す。

The returned value appears to be 5 * (surfaces visited + bodies orbited).

Scienceポイント倍率

天体にはそれぞれScienceポイント倍率が設定されており、それに応じて獲得Scienceポイントが算出される。バイオームごとの差異は無い。

以下の表に記載されている境界高度は低空と高空、低高度宇宙と高高度宇宙の境界高度を指している。高空の高度上限は各天体の大気圏上限と同値、高高度宇宙の高度上限は重力圏の範囲と同値である。

	天体表面		大気圏内			宇宙
天体	着地	着水	低高度	高高度	境界高度	低高度	高高度	境界高度	帰還回収
カーボル (Kerbol)	N/A	N/A	1×	1×	18 km	600 km	11×	2×	1000 Mm	4×
モーホー (Moho)	10×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	8×	7×	80 km	7×
イブ (Eve)	8×	8×	6×	6×	22 km	90 km	7×	5×	400 km	5×
ギリー (Gilly)	9×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	8×	6×	6 km	6×
カービン (Kerbin)	0.3×	0.4×	0.7×	0.9×	18 km	70 km	1×	1.5×	250 km	1×
ムン (Mun)	4×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	3×	2×	60 km	2×
ミンマス (Minmus)	5×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	4×	2.5×	30 km	2.5×
ドゥナ (Duna)	8×	N/A	5×	5×	12 km	50 km	7×	5×	140 km	5×
アイク (Ike)	8×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	7×	5×	50 km	5×
ドレス (Dres)	8×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	7×	6×	25 km	6×
ジュール (Jool)	N/A	N/A	12×	9×	120 km	200 km	7×	6×	4 Mm	6×
レイス (Laythe)	14×	12×	11×	10×	10 km	50 km	9×	8×	200 km	8×
ヴァル (Vall)	12×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	9×	8×	90 km	8×
タイロー (Tylo)	12×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	10×	8×	250 km	8×
ボップ (Bop)	12×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	9×	8×	25 km	8×
ポル (Pol)	12×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	9×	8×	22 km	8×
イーロー (Eeloo)	15×	N/A	N/A	N/A	N/A	N/A	12×	10×	60 km	10×

Contracts

0.24以降、キャリアモードのMission Controlからいろいろな contracts （契約）にアクセスできるようになった。契約の成功報酬も内容が変わり、多量のScience値を含むようになった。

Administrative Strategies

The various strategies that can be implemented at the Administration Facility while playing in career mode also have a significant effect on science income. Each strategy is based on trading one "resource" (reputation, funds, or science) for another as each is earned. Thus, at the cost of reputation or funds, the player can boost their science income. Conversely, the player can spend science to boost one of the other two resources. For example, the strategy "Outsourced R&D" yields science at the cost of funds, while "Open-Source Tech Program" will take a fraction of the player's science every time it is earned and convert it to reputation. Anywhere from 5% to 100% of the income from any of the resources can be converted into one of the others.

Science Archives

Science Archive画面

Research and Development画面左上にある"Science Archive"(科学アーカイブ)タブを選択することで過去の実験記録を閲覧することが出来る。

各項目の"value"バーはその実験記録の完成度を示しており、バーが一杯になるまでは繰り返し同じ実験をすることで残りのScienceポイントを獲得することが出来る。またフィルタリング機能を使用してBiomes別、Situations別に未調査の実験を洗い出すことも出来る。